GUIDE — CHROMEBOOK

Chromebook・学校のパソコンでタイピング練習を始める準備 — インストール不要で授業に

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著者
タイピング無双 開発者

Chromebookや学校のパソコンで、タイピング無双を授業に使うための準備は、5つです。端末とキーボード、ブラウザで開くだけ(インストール不要)、通信量、学校のフィルタ、ログインとクラスへの参加。最後に、児童生徒が実際に使う端末で、先生が一度開いて打ってみてください。

書いているのは、無料のタイピングゲーム「タイピング無双」を運営している開発者です。先に、確かめていないことを書きます。この記事を書いた時点で、Chromebook実機での動作確認の記録を、公開できる形では持っていません。そのため、「Chromebookで動く」とは言い切りません。ゲームは、学校のGIGA端末(ChromebookやiPad)を想定して作ってあります。スマートフォンと判定される端末では、ゲーム画面が開きません。

授業の組み立てはタイピング授業の指導案にあります。学校向け機能の費用と導入の流れは先生方へに任せ、この記事は「開けるようにする準備」に絞ります。

ORDER

準備は、どんな順番で進めますか?

次の6つを、上から順に確かめます。

  1. 01.端末とキーボードを確かめる: 物理キーボードのある端末か。画面のキーボードでは打てません
  2. 02.ブラウザで開く: Chromebookのブラウザで typingmusou.com を開きます。インストールは要りません
  3. 03.通信量を見積もる: 初めて開くときだけ約12.8MBです。初めての授業の前に、一度開いておきます
  4. 04.学校のフィルタで開けるか確かめる: 開けなければ、ICT担当と教育委員会へ。依頼文は /school/filtering にあります
  5. 05.入り方を決める: ゲストのまま遊ぶか、Googleでログインするか。クラスに入る場合は6文字のクラスコードを使います
  6. 06.児童生徒の端末で、授業の前に通す: 開く、道場の1ステージを打つ、の2つを先生が確かめます

DEVICE

端末とキーボードの条件は?

端末まわりの条件を、確かめられた範囲で並べます。

  • 物理キーボードが要る

    画面のキーボードでは打てません。画面のキーボードで入力しようとすると、「画面のキーボードでは打てません — 外付けキーボードを繋いでください」と案内が出ます。タッチ画面のChromebookでも、キーボードのある形で使います。

  • 文部科学省の基準でも、キーボードは必須

    文部科学省の「学習者用コンピュータ最低スペック基準」(令和6年4月17日)は、ChromeOSの端末についてメモリ4GB以上とし、周辺機器にハードウェアキーボードを含めています。第1期にキーボードを調達しなかった事例が見られたとして、キーボードの整備は必須としています。USキーボードを選ぶこともできるとしています。国のアイデア集(情報活用能力育成のためのアイデア集)は、キーボードを外付けする端末でも、取り付けて練習できるようにして、練習量の差が生まれないようにと書いています。

  • 配列はJISでもUSでもよい

    ゲームが受け付けるキーは、a〜z、0〜9、カンマ、ピリオド、ハイフンだけです。入力方式はローマ字入力だけで、かな入力はありません。

  • 日本語入力は、オンのままでも打鍵を拾う設計

    ゲームは押した物理キーから打鍵を拾う設計です。ただし、端末ごとの確認はしていません。反応しないときは、まず入力方法を確かめてください。Googleの公式ヘルプでは、入力方法は「設定」→「デバイス」→「キーボード」→「入力設定を変更する」で追加し、Ctrl+Shift+Spaceで切り替え、Ctrl+Spaceで戻します。

  • 動作が重い端末は、自動で軽い表示になる

    ゲームは、初めて開いたときに、メモリが4GB以下、論理コアが4以下、OSの「視覚効果を減らす」設定がオン、のどれかに当てはまると、「動きを軽くする」を自動でオンにします。メモリ4GBが基準の端末では、最初から軽い表示になっていることがあります。設定の「ビジュアル設定」で、あとから切り替えられます。

  • スマートフォンと判定されない作りだが、実機の記録はない

    電話と判定された端末は、ゲーム画面ではなく公式サイトへ案内されます。ChromebookとタブレットはこのUA判定に掛からないように作ってあります。ただし、実機での確認記録はありません。

BROWSER

インストールは必要ですか?

必要ありません。ブラウザで https://typingmusou.com/ を開くだけです。アプリのインストールも、拡張機能も要りません。広告は表示しません。

対応ブラウザは、公式のよくある質問で「最新のChrome・Edge・Safari・Firefox」とされています。最低バージョンの定義は、ゲーム側にありません。古いバージョンのまま使っている端末は、授業の前に確かめてください。

画面の言語は日本語とEnglishの2つです。お題は日本語のままで、ローマ字で打ちます。

DATA USAGE

通信量は、どれくらいですか?

学校の回線を心配する先生は多いので、運営者が2026年10月7日に計測した値を載せます。他社のサービスとの比較は載せません。

場面通信量
初めて開く(その端末・そのブラウザで1回だけ)約12.8MB
2回目以降に開く約0.15MB
初めての対戦(対戦用の絵の読み込み・1回だけ)約0.6MB
ランダム対戦をしている間約2KB/秒(1分で約0.12MB)
ランダム対戦1回の合計(約1.5分と画面の移り変わり)約0.3MB
道場・模擬戦闘(CPU戦)1回約0.15MB
開いたまま何もしない(2分)約0.15MB
運営者の計測(2026-10-07)。広告は表示しないので、広告の通信は含まれません。

授業にあてはめると、次のようになります。前提は、45分の授業、クラス40人、1人が15回ほどランダム対戦をする場合です。

1人あたりクラス40人の合計
ふだんの授業約5MB約200MB
初めて使う日(最初の読み込みを含む)約18MB約720MB
対戦中の回線の太さ約16kbps約0.64Mbps

対戦中にやりとりするのは、「どのキーを打ったか」「単語を打ち終えた」「残りの体力」といった短い文字のデータです。映像と音声は送っていません。そのため、速く打つ生徒とゆっくり打つ生徒で、通信量はほとんど変わりませんでした。

「初回」は、アカウントごとではなく、その端末のそのブラウザで初めて開いたときの1回です。同じ生徒が別の端末で初めて開けば、その端末で1回かかります。Chromebookを何人かで共用し、それぞれ自分のGoogleアカウントでログインしている場合は、アカウント(ブラウザ)ごとに1回ずつかかります。ログアウトのたびにデータが消える設定(ゲストモード、エフェメラルモードなど)の端末では、開くたびにかかります。ブラウザの履歴やキャッシュを消したときも、もう一度かかります。

40人が授業の最初に一斉に初めて開くと、合計で約500MBが一度に流れます。回線の状況によっては、全員がそろうまで1分前後かかることがあります。初めての授業の前に、一度開いておくと、当日はすぐ始められます。

文部科学省の「学校のネットワーク改善ガイドブック」(令和7年6月版)は、学校の規模ごとに、学校全体の「当面の推奨帯域」を示しています(例: 児童生徒数350人の学校で437Mbps)。同時に全ての授業で端末を使う場合も含めた学校全体の目安なので、上のクラス単位の数字と直接は比べられません。校内の回線に余裕があるかは、学校のICT担当に聞いてください。

FILTER

学校のフィルタで開けないときは?

「開けない」には、止まっている場所が違うものがあります。頼む相手が変わるので、先に見分けてください。次の表は、学校のフィルタリングで開けないときと同じ内容です。

症状止まっているところ頼む相手
フィルタの警告画面が出る(カテゴリ名や「ブロック」と表示される)フィルタリングのカテゴリ判定校内のフィルタ管理担当。そのあと教育委員会
白い画面やエラーで、警告画面も出ない端末側の設定(Chromebookの管理設定、iPadのMDMなど)校内のICT担当。端末を管理している業者
サイトは開けるが、対戦だけつながらない通信(WebSocket)の遮断ネットワーク管理者
開けるが、動作が重いブロックではなく、端末の描画の負荷設定の「ビジュアル設定」で「動きを軽くする」をオン
出典: タイピング無双「学校のフィルタリングで開けないとき」(/school/filtering)。

なぜ止まるのか。学校のフィルタリングは、フィルタリング会社が持つURLのカテゴリ一覧を見て遮断します。タイピング無双は、その一覧で「趣味と娯楽 > ゲーム」に分類されています。ほかのタイピング練習サイトも同じ分類だと、フィルタリング会社から回答を受けました(2026年7月)。内容が問題視されて止まっているのではなく、ジャンルごとに機械的に入っています。

この分類は、開発者からの申請では変えられませんでした。ある自治体の教育委員会からは、事業者の申請ではなく、学校が教材として必要と判断して要請した場合に、個別に検討する運用だと回答を受けました。解除できるのは、学校の側です。

許可してもらうURLの要点です。必須なのは https://typingmusou.com/ (配下すべて)だけです。対戦のリアルタイム通信も同じホストで、ポートはTCP 443(HTTPS・WSS)だけを使います。別のドメインや別のポートは使いません。WebSocketが遮断されている環境では、同じアドレスへのHTTPSのロングポーリングで通信を続けるので、多くの環境で対戦できます。Googleログイン用(accounts.google.com など)と解析用の接続先は任意です。遮断しても、ゲームの機能は使えます(Googleログインだけができません)。全体の一覧は学校のフィルタリングで開けないときの表にあります。

先生が出す依頼文(校内のICT担当向け、教育委員会向け)も、コピーして使える形で同じページに置いています。事業者名義の申請は受け付けられないため、文面は先生・学校が主語です。

LOGIN

ログインは必要ですか? クラスにはどう入りますか?

入り方は3通りです。

入り方できること・注意
ゲスト(登録なし)全機能が使えます。記録はそのブラウザに紐づきます。別の端末で続けるには、Googleでログインします。
Googleアカウントでログインログイン方法はGoogleアカウントだけです。記録を別の端末へ引き継げます。ログアウトしている間は「その端末のゲスト」として遊ぶので、その間の記録は連携したアカウントに入りません。
クラスに参加(学校向け機能)6文字のクラスコードと、出席番号(4桁まで)、クラス内の表示名で入ります。または、Classroomの名簿にあるGoogleアカウントでログインします。ゲストのまま参加しても、あとでGoogleログインすれば引き継げます。

生徒にパスワードを打たせない使い方ができます(Googleログイン、またはゲストのままクラスに参加)。出席番号・クラス内の表示名・学校のメールアドレスは、対戦相手・公開ランキング・公開プロフィールには出ません。一方、学校の生徒も通常のオンライン対戦に入れるので、相手のゲーム内ユーザー名は画面に出ます。授業で対戦を使うかどうかは、学校の方針で決めてください。取り扱う情報は学校向け機能における個人情報の取扱いにあります。

共用の端末や、ブラウザのデータが消える設定の端末では、ゲストの記録が残らない可能性があります。記録を残したいときは、Googleでログインするか、クラスに参加してください。ゲストの生徒がブラウザの記録を消してしまったときは、担任が発行する引き継ぎコード(12文字・24時間・1回限り)で、同じIDに戻れます。

先生側の登録(学校のGoogleアカウント、名簿との照合、招待コード、パスキー)、Classroom連携の許可、費用と導入の流れは、先生方へとGoogle Classroom連携の設定(管理者向け)にあります。

TROUBLE

打てない・つながらないときは?

ゲームの画面に出る案内の順に、まとめます。

  • キーボードが反応しない

    入力の宛先がゲーム画面から外れていると、案内が出ます。①画面をどこか1回タップ(クリック)します。②直らなければ、画面の上のアドレスバーを1回さわってから、もう一度画面をタップします。③外付けキーボードなら、一度はずして、つなぎ直します。

  • 対戦だけつながらない

    つながらないまま20秒たつと、マッチング画面に「サーバーにつながりません」と再試行のボタンが出ます。それでも直らないときは、ネットワーク管理者に、上の表の技術情報を渡してください。

  • 動作が重い・入力が遅れる

    設定の「ビジュアル設定」にある「動きを軽くする」をオンにします。光る演出やアニメを止めて、対戦を軽くします。

FAQ

よくある質問

  • Q. Chromebookでタイピング無双は動きますか?

    ゲームは、学校のGIGA端末(ChromebookやiPad)を想定して作ってあり、Chromebookはスマートフォンと判定されないので、ゲーム画面は開く作りです。ただし、運営者はChromebook実機での動作確認の記録を公開できる形では持っていません。動作を保証するものではないので、授業の前に、児童生徒が使う端末で一度確かめてください。

  • Q. 費用はかかりますか? 広告は出ますか?

    ゲーム本体は無料で、広告は表示しません。生徒が支払う導線もありません。学校向け機能(課題の配布・進捗の一覧など)の費用と条件は、先生方へで確かめてください。

  • Q. 生徒のアカウント登録は必要ですか?

    必要ありません。ゲストのまま全機能が使えます。クラスに入る場合も、6文字のクラスコードと出席番号で参加できます。

  • Q. iPadでも使えますか?

    外付けの物理キーボードをつなげば遊べます。画面のキーボードでは打てません。詳しくはiPad・スマホでタイピング練習はできる?を見てください。

  • Q. 家の端末で遊んだぶんも、記録に入りますか?

    同じアカウントでログインしていれば、入ります。クラスに参加している生徒の場合、家庭での練習も成長記録に含まれます。

SOURCES

出典

この記事の国と公式ヘルプの記述は、次の資料で確かめました(確認日:2026年10月18日)。ページ番号はPDFの通しページです。通信量は運営者の計測で、フィルタの説明は学校のフィルタリングで開けないときと同じ内容です。

  1. 文部科学省「GIGAスクール構想の実現 学習者用コンピュータ最低スペック基準」(令和6年4月17日) — Google Chromebook の基準(p.5)、2.5 周辺機器(p.8)
  2. 文部科学省「情報活用能力育成のためのアイデア集」(令和5年3月、令和6年3月・令和7年3月改訂) — p.7(キーボードを外付けする端末でも、練習量の差が生まれないように)
  3. 文部科学省「GIGAスクール構想の実現 学校のネットワーク改善ガイドブック」(令和7年6月版) — 当面の推奨帯域(p.11)、付録2 学校規模ごとの当面の推奨帯域(p.48)
  4. Google「Chromebook ヘルプ:キーボード言語と特殊文字を指定する」 — 入力方法の追加と切り替え(Ctrl+Shift+Space、元に戻すのは Ctrl+Space)

SUMMARY

まとめ

Chromebookや学校のパソコンで使うための準備は、端末とキーボード、ブラウザで開くだけ(インストール不要)、通信量、学校のフィルタ、ログインとクラス参加の5つです。通信量は、初めて開くときだけ約12.8MBです。40人が一斉に初めて開くと約500MBになるので、初めての授業の前に一度開いておきます。

Chromebook実機での動作確認の記録は無く、動作を保証するものではありません。授業の前に、児童生徒が使う端末で、先生が一度開いて打ってみてください。

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